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もしも、君を愛せたならば

第13章 亜矢とシンのはじまり

〝なッ・・・お、お前、
 一体・・・・ッ!!!!〟


水野は怒り反面、
焦り出す。


先輩は、凄んで言った。


〝なぁセンセー、
 教師続けたいんだろ?
 
 それとも
 この事バラして、
 今日で終わりにする?〟


矢島先輩のケータイからは
水野の嫌らしいセリフが
流れ続ける。

私は、
思い出して、気持ち悪くて
それに耳を塞いだ。


さらに、先輩は
もう片方のポケットから
タバコを取り出して、
火をつける。


〝バラされたくねーんなら
 二度と俺の視界に入んじゃねぇ。
 
 ウゼーんだよ!!!!〟


水野とおでこがぶつかる位
先輩は詰め寄って、
静かに煙を吐いた。

そして、
指導室の壁に
ギュっとタバコを押し付けて
火を消した。


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