お前らめんどくせえから結婚しろ
第2章 勘違いして逃げる女と勘違いされても仕方のない言動を取る男
.......何なんだ、あの人。
忌憚のないご意見をお聞かせください。とか言っておきながら、放置プレイがしたかったのか?
.......馬鹿馬鹿しい、お風呂上がろ。
充分に身体が温まってきた那奈はスマホとディルドを片手に浴室から出た。
そういえば盗聴されてるし、盗撮されてるし、でも半径1メートル以内から離れたら爆破するんだっけ?え、コイツら本当にどうにか出来ないの?最悪すぎる。私これから何十回も裸体彼に見られるの?生活音もほぼ聞かれて?
しんどすぎ。アイツの復讐、本当しんどすぎ。よく次から次へと...。
そう思いながらドライアーで髪を乾かしていく。明日は休日だし、幸い外出する予定も無い。だから少し髪が崩れても問題は無いのだ。
白いモコモコのルームウェア(パジャマ)に着替えて横になる。
しばらく横になってスマホをいじっていると、眠気が出てきた。認めたくはないが、気持ちいい運動をしたからかもしれない。
「早いけど.....寝ようか....。」
そう思い、那奈はスマホをケーブルに差し込むと、充電させ、暖かい毛布と布団の中へ足を滑らせていく。
「あぁ...疲れた...。」
そう思いながら深い眠りにつこうとしたその時だった。アパートの階段を高速で上がっていく靴音が聞こえた。
めっちゃ急いでるなぁと、他人事のように思っていると、その靴音は自分の部屋前で止まった気がして、寒気がしたのも束の間、やかましく「ピンポーン」音が鳴り響く。そう、備え付けてあるインターホン壊す勢いで。
「え、なになになに!?めっちゃうるさいし、怖いんだけど!なに!?」
夜の8時に無限ピーンポーンって何?と思いながら、今度はスマホの電話が鳴り始める。
那奈はこれ以上聞いていたら頭がおかしくなりそうで、スマホの着信者を確認すれば黒瀬からだった。
この緊急時に何?
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