変態王子様に溺愛(甘エロエッチ)されて限界です!
第2章 変態王子様の裏の顔
そうだ、もっと注目するがいい。
もっともっと、私とアイシャがどれ程に仲睦まじいのか、見せつけてやろう。
「アイシャ、怪我は無いか?」
「っ、は、はい···殿下」
抱きしめたまま耳元で囁けば、アイシャが顔を真っ赤にした。
あぁ、なんて可愛らしいのだろう。
それに、甘く香るアイシャからの匂いが堪らない。
「そうか、ならば安心した」
わざとらしく首筋に顔を埋めれば、周りの女子生徒達が再び「キャー!!」と悲鳴をあげた。
「で、殿下!お戯れが過ぎますわ!」
私が技とやっていたのがバレてしまったのか、それとも照れてしまったのか···この反応は後者かな?アイシャは抱っこを嫌がる子猫のように、私の胸をグイッと押した。
「これはすまない。さぁ、行こうか」
普段は生徒の鏡であるアイシャも、こればかりは耐性がないらしい。
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