変態王子様に溺愛(甘エロエッチ)されて限界です!
第3章 生徒会室での秘め事
「ロイド、殿下···起きていらっしゃっていたのですか?」
ロイド殿下の手が、私の手を掴む力がちょっと強い。
紫色の瞳が私を真っ直ぐに捉える。
「今朝から様子がおかしいと思っていたが、···私がアイシャの隣から離れる···?アイシャは何を恐れているんだい?私がアイシャから離れて行く事?」
「···それはっ」
まさか乙女ゲームのシナリオだから、と伝えられる訳もなく、私はロイド殿下から視線を逸らした。
「···、私が、···」
「殿下?」
「私がどれだけアイシャの事を想っていると思っている?···いい機会たから、私がどれだけアイシャの事を想っているのか、今すぐに証明してあげるよ」
「で、んんッ!?···」
柔らかな唇の感覚に、口付けされたのを理解するまでに時間がかかった。
作品トップ
目次
作者トップ
レビューを見る
ファンになる
本棚へ入れる
拍手する
友達に教える