テキストサイズ

変態王子様に溺愛(甘エロエッチ)されて限界です!

第3章 生徒会室での秘め事


(嫌だ、嫌だ、嫌ですわ···)


ロイド殿下の隣を、私でない方が一緒に歩くだなんて。


でも、どちらにしろこのまま行けば、私の歩道は破滅のみ。


ヒロインを虐げた罪で私は処刑されるか、運が良ければ島流しで陸の孤島で一生を過ごす羽目になる。


ロイド殿下がいらっしゃらない人生なんて···。


考えるだけでも、胸が苦しくて苦しくて寂しくて。


「ロイド殿下···、お慕い申しております。······だからどうか、私の隣からいなくならないでくださいまし···」


ふわりとしたロイド殿下の髪を、梳く手を止めて、わたしは静かに呟いた。


「···なんて、叶うはずもないのに···」

「何が、叶うはず無いって···?」

「っ!?」


ピクっと引いた手を殿下に掴まれた瞬間、私はソファーに押し倒されていた。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ