テキストサイズ

変態王子様に溺愛(甘エロエッチ)されて限界です!

第2章 変態王子様の裏の顔




「····。私に、誰がふさわしいと?」
「っ、ロイド殿下」


我ながら低い声が手でしまったと思った時には、アイシャを威圧してしまったようで、小さな肩が震えていた。


私は、そんなに風に伝えたい訳ではないのに、申し訳がない事をした。


「私の婚約者はアイシャだけだ。他の令嬢の事など考えられない。もちろん、私は婚約破棄などしやしないし、アイシャを離す気もないよ」


私はアイシャの隣へ移動した。
アイシャの顎先に手をあてて上を向かせれば、青空のように澄んだ水色の瞳が、私を真っ直ぐに見つめている。


「ですが···」

どうして、そんなに···。
私にはアイシャしかおらぬと言うのに。


「どうしてそう自分を卑下する。アイシャ、何か心配事があるのなら、私に話して欲しい。一人で考えないで、私も一緒に考えるから」


私はアイシャを壊れ物を扱うようにだきよせると、額に唇を落とした。


頬を赤く染めたアイシャは、何と愛らしい事か···。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ