会ってみる?
第2章 当日
僕は、
「そ、そうですか!分かりました!ありがとうございます!」
と言った。「この雰囲気なのに触っていいんだ!」というのが僕の素直な感想だ。
周りを見て誰もいないことを確認すると、カピバラを見ながら僕の右側でカピバラを見ている田中の腰に手を当てた。そして無言で腰を少し撫でた。
田中は特に反応せず、カピバラを見ている。
そのまま下へ手をずらしてお尻を触ろうと思うが、良心の呵責というか、常識外れの行為というか、何しろ良からぬことをするようで、腰のベルトの位置から手を下にずらすことができない。
僕は、そういう目的で来たにも関わらず、公共の場で白昼堂々と美人のお尻を触る勇気が出ず、腰をいつまでも触っていた。僕が望んで相手も了承しているにも関わらずだ。
僕は、その先へ進む勇気が持てず、耐えかねて、
「本当に触っても大丈夫なんですか?」
と再度確認してしまった。その言葉が、田中にしてみれば相当ウザかったんだと思う。田中は鋭い目つきで僕を見ると、
「あの、もうイチイチ私に確認しなくても大丈夫です。私がいいと言ってるんですから、触って良いんです!そのために来たんでしょ!違うんですか!」
と、たたみかけるように、かなり大きめな声で言った。
田中に怒られた僕は、人に聞かれているのではないかとキョロキョロ周りを見渡した。
すると田中は、さらにキツイ声で、
「誰もいないですよ!するならサッサとしてください!」
と言って、一旦腰から手を離した僕の手首を持つと、引っ張って、自分のお尻を触らせようとした。そのとき僕は咄嗟に手を握りグーの状態にしたので、グーで殴る感じに田中のお尻に当たった。触ったんじゃなく当たったというのが正しい表現だ。
「そ、そうですか!分かりました!ありがとうございます!」
と言った。「この雰囲気なのに触っていいんだ!」というのが僕の素直な感想だ。
周りを見て誰もいないことを確認すると、カピバラを見ながら僕の右側でカピバラを見ている田中の腰に手を当てた。そして無言で腰を少し撫でた。
田中は特に反応せず、カピバラを見ている。
そのまま下へ手をずらしてお尻を触ろうと思うが、良心の呵責というか、常識外れの行為というか、何しろ良からぬことをするようで、腰のベルトの位置から手を下にずらすことができない。
僕は、そういう目的で来たにも関わらず、公共の場で白昼堂々と美人のお尻を触る勇気が出ず、腰をいつまでも触っていた。僕が望んで相手も了承しているにも関わらずだ。
僕は、その先へ進む勇気が持てず、耐えかねて、
「本当に触っても大丈夫なんですか?」
と再度確認してしまった。その言葉が、田中にしてみれば相当ウザかったんだと思う。田中は鋭い目つきで僕を見ると、
「あの、もうイチイチ私に確認しなくても大丈夫です。私がいいと言ってるんですから、触って良いんです!そのために来たんでしょ!違うんですか!」
と、たたみかけるように、かなり大きめな声で言った。
田中に怒られた僕は、人に聞かれているのではないかとキョロキョロ周りを見渡した。
すると田中は、さらにキツイ声で、
「誰もいないですよ!するならサッサとしてください!」
と言って、一旦腰から手を離した僕の手首を持つと、引っ張って、自分のお尻を触らせようとした。そのとき僕は咄嗟に手を握りグーの状態にしたので、グーで殴る感じに田中のお尻に当たった。触ったんじゃなく当たったというのが正しい表現だ。
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