テキストサイズ

会ってみる?

第2章 当日

僕は、田中の横に並ぶ前に、その姿を後ろから見ていた。特にお尻を…。

田中のお尻は、ジャケットで3分の1くらい隠れてはいるが、お尻を見るということに関していえば気にならない。

田中がフルバックの下着を履いていればホールドされて持ち上げられるところ、おそらくTバックなのでお尻を支えるものがなく重力で少し下に下がっている感じがそのまま現れており、お尻の質感がそのままパンツスーツに反映されていて、何しろ、お尻が色っぽい。

僕は、カピバラを眺める田中の横に行き、意を決して話をした。

「田中さん、あの…、LINEで話したことなんですが…。」

と言うと、田中は、

「何でしょう?」

と聞いたので、僕は、

「あの…、言いにくいのですが、本当に触っても良いんでしょうか?」

と言った。自分でも分かるほど、声が小さかった。こんなことを面と向かって言うのはやっぱりはばかられるからだ。

すると田中は、

「あ!良いですよ!それが目的ですものね!LINEでも言いましたが、私は、いつ、どこを触られてもかまいません。ただ、公共の場でそのような行為をしているところを人に見られるのはよくないですから、人のいないときにお願いします。その他の条件はありません。」

と、田中は、周りに人がいないとはいえ、通常の声の大きさで仕事の必要事項を伝えるように坦々と話した。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ