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夜這い

第6章 後悔、反省、そして… その2

僕は結局その日は、一人でしたあと夕方まで寝てしまっていた。

大きな話し声がして、どうやら母親と妹が帰って来たようだ。

僕は、ベッドで漫画を読みながら夕食までゴロゴロして過ごしていた。

しばらくして妹が夕食に呼びにきた。妹は、僕の部屋のふすまを開けると、

「お兄ちゃん。ご飯できたって!」

と言った。7月になっているため、妹が外出するときは、ショートパンツにTシャツという姿だ。妹はどちらかというと、スカートよりもショートパンツを履いていることが多い。たぶん、自分の脚の長さを知っていて、そのスタイルの良さが生かされるのは、スカートよりショートパンツなんだと考えていると思う。

僕は、下半身に目が行くのをこらえながら、

「今行くよ!」

と言った。

食事のため席に着くと、食事の準備の片付けをしていた母親も席に着いた。父親は帰っていない。たぶんゴルフのあと、その流れで飲み会だ。

僕は、妹の正面に座って食べ始めたが、正面にいる妹の胸がどうしても気になる。朝食のときは、妹はトレーナーを着ていたし、僕も、昨日の忍び込んだことがバレていないか心配で胸を見ている余裕がなかった。

しかし、安心した今となっては、昨日あれだけ触った胸がどうしても気になる。

僕は、食べながら妹の胸をチラチラ見ていた。

すると、昨日はしていなかったブラを今日はしているみたいだ。たぶん母親に言われたのだろう。

僕としても外出するときは、ブラをしてくれていたほうが安心だ。昨日見たような、胸の突起が浮き出る姿は他人には見せたくない。

でも家の中ではノーブラの方が僕としては嬉しいのだが…。

妹と母親は今日外出したときの話をし、僕にも説明したりして、楽しい雰囲気で食事をした。

やっぱり変な不安を抱えたまま食事をするより、安心して食事ができるのはありがたい。

バレてなくて本当に良かったと思った。

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