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HEAVEN~時を超えて~

第8章 記憶の彼方の契り

真が昨日から出かけたいと僕にせがんできかなくて
僕は少しペースを上げて仕事を片していたんだ



『マコト、お待たせ』


あれ?・・・待ちくたびれたのかな

真はダイニングの椅子に掛けてボーっとしていた


あぁ、拗ねちゃったかな

参ったなあ


なんて、後ろから真の肩を抱く



『待たせてごめんってばマコト…クス』



『・・・』



『マコト、、支度してないじゃないか』


人を急かしておいてしょうがないな
なんて苦笑い



そんな呑気な空気と思ってた僕は
中々真の顔も見ずにいたものだから・・・



『マコト?』





『かい・・・き・・・・ごめ・・・ん』



真の異変に、、気づかなかった




ガタン・・・



真はふらついて椅子に寄りかかろうとして
そのまま床に倒れた。



『?!・・・マコト』



真っ青な顔で目を閉じている

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