
HEAVEN~時を超えて~
第8章 記憶の彼方の契り
朝食もあまり口をつけずに残していた真
僕は、ちょっと寝覚めがわるいのか、なんて思っていた
『マコト!!』
『だい…じょうぶ・・・』
『そんなわけないでしょ?!』
真っ青な顔で真が僕に手を伸ばす
『落ち着いて・・・・ってば・・・』
『・・・???』
彼女に言ったことは無数にあったけど
僕が彼女に言われたのは初めてだった一言
『ぁ・・・』
小刻みに呼吸しながら
少し苦笑いする彼女の表情で
僕は少しだけ冷静になって真を抱き起す
ひどく貧血を起こしている真に
ゆっくり水を飲ませて待つ
『出かけたいって言ったのあたしなのに・・ごめん』
『いいよ・・・❝行き先❞が変わるだけだから』
僕は、ちょっと寝覚めがわるいのか、なんて思っていた
『マコト!!』
『だい…じょうぶ・・・』
『そんなわけないでしょ?!』
真っ青な顔で真が僕に手を伸ばす
『落ち着いて・・・・ってば・・・』
『・・・???』
彼女に言ったことは無数にあったけど
僕が彼女に言われたのは初めてだった一言
『ぁ・・・』
小刻みに呼吸しながら
少し苦笑いする彼女の表情で
僕は少しだけ冷静になって真を抱き起す
ひどく貧血を起こしている真に
ゆっくり水を飲ませて待つ
『出かけたいって言ったのあたしなのに・・ごめん』
『いいよ・・・❝行き先❞が変わるだけだから』
