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HEAVEN~時を超えて~

第8章 記憶の彼方の契り

『ハァ・・・ずっと…泳いでる夢・・みてた』





『マコト』



『・・・なんだろう、、、不思議な・・・気持ち

もう疲れ切って…一歩も歩けないのに

感じたことのない気持ちが背中を押すの・・・

使命感・・・・・みたいに

絶対・・・・そこに行かなきゃならないんだ、って…

また・・・泳いだり…走れちゃうの』




真は遠い目をしながら回想するように話す






『ふふ・・・マコト・・・〃君も〃さ

マコトも…❝約束❞・・・守ってくれてたんだね』





『え・・・?』



こうして生まれて来て

そして・・・❝帰って来てくれた❞



❝あの時❞の言葉を・・・忘れずにいてくれたんだね。




『いや・・・なんでもないよ』



僕は、真に悟られないように目頭を拭う。





『海?…宇宙…かな?・・・山・・・大地・・・

たったひとりで・・・走って、、走って、、、

道に迷って・・・こわくて・・・また泳いで、走って

世界って・・・果てしないんだね・・・

こんなに・・・・広い世界なのに・・・さ』





『・・・・』




『海貴は・・・あたしを・・・見つけてくれた』





『マコト・・・』


僕は思わず真の前に膝を着いて頭に手を添える







『海貴・・・こんなに広い世界から・・・

私を・・・・・

見つけてくれて・・・・ありがとう』







真はゆっくり…ゆっくりと呼吸をしながら

全てを包み込む天女のような眼差しで僕に微笑んだ。









~~~~~END~~~~~
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