
HEAVEN~時を超えて~
第8章 記憶の彼方の契り
『マコト…』
真の左手の小さな黒い点であるホクロ・・・
僕の右手の親指の付け根にあるそれと
ちょうど重なるその小さな黒い点…
僕は何気なく、そっとその手を握る
僕の左目尻にひっそりとあるホクロ・・・
僕の左目から…ひとつ雫が落ちて
対照的に重なる真の右目尻目のホクロに落ちた
ピク…
その時
真の左手が微かに僕の右手を握り返した気がした
『マコト・・・?』
真の大きな瞳が徐々に
光を取り込むようにゆっくりと開く
『かい・・・き・・・』
『・・・マコ・・・ト?』
『どこ・・・?』
真はぼんやりと問う
『僕はここだよ・・・ここにいる』
僕は握る手の力を強めた
『じゃ・・・なくて・・・』
『クス・・・❝病院❞だよ
マコト大分疲れちゃってたからね、、、
少し長い休息してたんだよ』
真は徐々に周囲に目線を送る
『・・・・あかちゃん・・・は・・』
『無事だよ。マコトが本気で守ってくれたからね
順調に育ってる・・・』
『・・・ふ…』
真は安堵したように僕の手を握り返して
ゆっくり涙を流した。
真の左手の小さな黒い点であるホクロ・・・
僕の右手の親指の付け根にあるそれと
ちょうど重なるその小さな黒い点…
僕は何気なく、そっとその手を握る
僕の左目尻にひっそりとあるホクロ・・・
僕の左目から…ひとつ雫が落ちて
対照的に重なる真の右目尻目のホクロに落ちた
ピク…
その時
真の左手が微かに僕の右手を握り返した気がした
『マコト・・・?』
真の大きな瞳が徐々に
光を取り込むようにゆっくりと開く
『かい・・・き・・・』
『・・・マコ・・・ト?』
『どこ・・・?』
真はぼんやりと問う
『僕はここだよ・・・ここにいる』
僕は握る手の力を強めた
『じゃ・・・なくて・・・』
『クス・・・❝病院❞だよ
マコト大分疲れちゃってたからね、、、
少し長い休息してたんだよ』
真は徐々に周囲に目線を送る
『・・・・あかちゃん・・・は・・』
『無事だよ。マコトが本気で守ってくれたからね
順調に育ってる・・・』
『・・・ふ…』
真は安堵したように僕の手を握り返して
ゆっくり涙を流した。
