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HEAVEN~時を超えて~

第8章 記憶の彼方の契り

『マコト・・・感じてる・・・?』


『ん・・・』



恥じらいながらも、どこか安心した表情で
真は僕に身を任せて喘ぐ



『ぁ…ぁぁぁ・・・熱くて・・・変になりそう』

『クスクス・・・いいよ、好きなだけ』


『カイキの…もっと近くじゃなきゃヤダ』


『ふふ・・・うん』


少し大人びたかと思えば
本質はやっぱりそのままな無防備さも可愛くて


ビュルル…ジュブ・・・ジュブッ…



『ん…ァァァ…っ』



何度だって、この特等席で果てて居たいんだ。




『ん・・・カイキ』


『うん・・・いい子、いい子』


真を腕に抱いて、いつものように寝かしつけながら
さり気なくその気持ちにも耳を傾ける


『マコト…仕事も良いけど…恐くはないのかい?』


深刻になるのは避けたいから
真が最大にリラックスして、眠る寸前に耳打ちする


『ん・・・何も思わなくはないけど…最近は』


『うん』


『最近は・・・なんか、、何もこわくないんだ』


『クス・・・へぇ』


真はうっすら目を開けて天井を、、そして僕を見た



『だって…なにか・・・なにがあっても

海貴が・・・守ってくれるんでしょ…?・・・ふふ』


・・・

ドクン…っ

心臓の音を彼女に聞かれやしないかと
一瞬目が冴えてしまった


『だから・・・・・こわくない』






『あぁ・・・❝護る❞よ・・・・なにがあってもね』




『スー…スー…』



『ふふ・・・しょうがないな』


僕は真にキスを落とす



『なんにも…きかない、、けど、、さいご』



・・・・って、起きてるの?



『カイキさ…あたしに逢ってたって…❝この世❞の話ぃ?』



『・・・?』


寝言と判断していいかい?


『どこかの…惑星…知らない世界だったりして・・』


『・・・』


『それ以外・・説明つかないって・・。~なんてね』



・・・

・・・・・。


再び寝息が響く



『君は・・・中々深い良い感性をしてるもんねマコト』


目を閉じる真にもう一度キスして
真を抱えて照明を落とす

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