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HEAVEN~時を超えて~

第7章 空気

『ねぇマコト?』


並んで仰向けになって
腕枕でウトウトしている真の耳元で囁く


『もし二者択一だったらさ…どっちがいい?』


『なに・・・?』




『クスス・・・❝毎日❞こうするのと

時々だけど❝一日中❞こうするの・・・』



真をからかったわけじゃないよ

いや・・・さすがに否定しようか
少しばかりの僕の貴重なイタズラ心だよ



『…って、なに無言で逃げようとしてるのマコト』


そろり、と
そそくさとベットから降りる真を捕まえる



『に、、人間として至って当然の反応よ…』



『僕だってたまに冗談くらい言うよ・・・ふふ』


『言わないじゃん。説得力ないし・・・』


『第一、物理的に不可能な事もあるでしょ
ふふっ・・・せっかちだなマコトは』


『そゆもんだいじゃ・・・』


『はいはい・・・ごめんね。ほら、眠って?』


真をベットに戻して腕に抱える


『・・・。下に…行く・・』


ムッとしたまま身を捩らせる真の
やわらかい頬をつかんでこちらを向かせる


『あれ?マコト・・・急にワルイコになるの?』


『~~~・・・』


『お利口になるまで…もう一回しようか?
マコトがねむ~くなるまで・・・〃ずっと〃』



『っ・・・ぉやすみ…っ』


真は振り切るように身を縮めて向こうを見た



『ふふっ・・・おやすみ』

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