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HEAVEN~時を超えて~

第6章 ひとつ

『マコト?…なにしてるの』


しばらくは…そっとしておいたけれど
シャツ一枚でウロチョロしてる真に待ったをかける


『ちょ…ちょっと…掃除』



『僕がやるから、今日はもう安静にするんだ』



『ゃ…やだよ・・・そんな』


今にもカッカしそうな顔で
洗濯物をせかせかと干す真に…

『?…』

あぁ、そういう事ね
中々に扱いに困る案件だなぁ

 
『わかったから。薬は?・・・飲んだの?』



『〜〜…ぅるさぃな…ほっといてったら』



『マコト…』



『……ごめんなさぃ』


真は膨れっ面で渋々言うと
階段を駆け上がって寝室に閉じこもった



やれやれ

今日は本当にそっとしておいた方が良いみたいだね

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