
HEAVEN~時を超えて~
第6章 ひとつ
『ただいま』
急いで買い物を済ませて戻ると
真は久々に僕のブカブカのシャツを羽織って
リビングのソファで膝を抱えて座っていた
不謹慎ながら…ちょっと可愛い
『マコト…はい、お待たせ』
必要であろう一式を渡す
『・・・』
真は背中を丸めて中々顔も上げない
『痛み止めは?…飲む?』
『・・・』
『クス……マコト…〜拗ねてる場合じゃないでしょ』
あぁ、お年頃だなぁ、参ったなぁ
なんていう話でもないから困ったものだ
『ムダに…キレイな顔した…変なオニイサンにさ…
変人だって事さえ知らなければ…ただの好青年みたいな
爽やかな若い男の人に…こんなとこ見られて…
こんなもの受け取るオトメのキモチが…あんたに
わかるって言うの…ねぇ…あんたにさ…ブツブツ…』
ゴニョゴニョニョ…?…って?やたら早口で
聞こえないように言ってるらしいけど
『プッ…』
彼女の精一杯の悪態に
思わず吹き出してしまうのだけどね
あ、っといけない
また真がほっぺたを膨らませてしまったよ
失敬、失敬。
『クス…マコト…ほら、はやく』
『・・・。…ぁ…ぁりがと…』
背に腹は代えられない、の心で
真は耳を真っ赤にしながら渋々と買い物袋を受け取った
あんまり刺激したくないから
と言うか…あぁ、そういう時だから
余計にピリついたり感情的になりやすいのか
僕はそっとリビングをはなれる
急いで買い物を済ませて戻ると
真は久々に僕のブカブカのシャツを羽織って
リビングのソファで膝を抱えて座っていた
不謹慎ながら…ちょっと可愛い
『マコト…はい、お待たせ』
必要であろう一式を渡す
『・・・』
真は背中を丸めて中々顔も上げない
『痛み止めは?…飲む?』
『・・・』
『クス……マコト…〜拗ねてる場合じゃないでしょ』
あぁ、お年頃だなぁ、参ったなぁ
なんていう話でもないから困ったものだ
『ムダに…キレイな顔した…変なオニイサンにさ…
変人だって事さえ知らなければ…ただの好青年みたいな
爽やかな若い男の人に…こんなとこ見られて…
こんなもの受け取るオトメのキモチが…あんたに
わかるって言うの…ねぇ…あんたにさ…ブツブツ…』
ゴニョゴニョニョ…?…って?やたら早口で
聞こえないように言ってるらしいけど
『プッ…』
彼女の精一杯の悪態に
思わず吹き出してしまうのだけどね
あ、っといけない
また真がほっぺたを膨らませてしまったよ
失敬、失敬。
『クス…マコト…ほら、はやく』
『・・・。…ぁ…ぁりがと…』
背に腹は代えられない、の心で
真は耳を真っ赤にしながら渋々と買い物袋を受け取った
あんまり刺激したくないから
と言うか…あぁ、そういう時だから
余計にピリついたり感情的になりやすいのか
僕はそっとリビングをはなれる
