
微熱に疼く慕情
第9章 【歪んだ世界でも凛として…】
仕事も順調だ
昇格の話も出たが断った
今のままで充分だし、時間を確保出来るから
時間から時間、働けたらそれだけで良い
社会との繋がりは保ちつつ、
色んな人と愛を囁き合いたいの
「一華から来てくれるなんて珍しいな」
「もうそろそろ溜まってる頃かなって」
「うん、すげぇ溜まってる」
「だから来たの」
部屋に入るなり壁に押し倒し、
スウェットのズボンを膝まで下ろす
まだフニャチンだけど手コキ2〜3回したら
すぐ硬くなるよ
頬擦りして裏筋に舌を這わせる
亀頭まできたら先っぽ啜って我慢汁ゴックンするの
久しぶりだからビクンビクンしてる
「あぁ……気持ち良い、一華」
「出して良いからね、大智」
私以外で勃起しないんだもん、放っておけないでしょ
射精管理してあげなきゃ
元カレで、ちょっと弱いくせに独占欲は強くて
散々私を振り回してきた人だけど、やっぱり好き
突き放しても突き放しても私を求めてくる姿に二度、恋をした
私、求められ過ぎると弱いかも………
元カレと寝る狭いシングルベッド
起きただけでまた布団の中に引きずり込まれる
「何処行くの?まだ一緒に寝よ?」
「大智、起きてたの?もう行かなきゃ」
「ダメ、まだ帰さない」
「ダメだよ、夜は家に居ないと」
「俺らの関係も知ってるじゃん」
普通じゃない付き合い方をしているのは充分理解している
彼氏が居るのに元カレとも関係が続いていて
時々、3人でセックスもする
私を失うくらいなら3人でも受け入れるって2人は言った
その言葉に甘えて、どちらかを行き来したり3Pしたり……
有り得ない世界なのに、2人も、3人でのセックスに溺れてる
私が元カレとするセックスを見て、彼氏が興奮してるの
何でそんなセックスに興奮してるんだろうね
おかしいよね、私たち……
