テキストサイズ

碧と朝陽

第14章 悪夢

「ん、ここが俺の家」

気がつくと、どこかのアパートの前に着いていた。
郁人の家らしい。
高校のときはお金もないし、お互い実家だったから、プレイはカラオケだったり、酷い時は外でやったりもした。

「入るぞ」

ぐんっと引っ張られ俺はなすがままだ。

どんどん視界が暗くなっていき、息が上手くできなくなっていく。
怖い。苦しい。

玄関に押し込まれ、扉がガチャンッと音を立ててしまった。

「い、いくと、俺やっぱ、」

俺が言い終わる前に郁人は低い声で言った。

「Kneel(座れ)」

いきなりのコマンド。
俺は床に押し付けられるようにその場にへたり込む。

息が上がる。

「はぁ、はぁ、んっ、い、いくと……ごめ…俺…」

「だまれよ、誰が話していいって言った?」

郁人は冷たく言うと、ズボンから自身のモノを出して俺の顔の前に持ってくる。

「わかるよな?Lick(舐めろ)だ」

やだ、嫌だ。
郁人のなんて舐めたくない。

それでもこのプレイにセーフワードはない。
俺に拒否権はなかった。

郁人のコマンドは昔からこうだった。
冷たく、攻撃的。
守れなかったら辛いお仕置きもあった。思い出すと背筋に嫌な汗が流れる。

「あ、う、」

郁人のものに手を添えて、軽く咥える。

ちゅるっ、ちゅ

歯が当たると殴られるから、当たらないように気をつけて舌を這わせる。

「下手くそ」

郁人はそう言うとグッと俺の頭を持って喉奥まで突き刺した。

「んんっ!?おえっ、んぐっ」

ごちゅんっごちゅんっ
ぐじゅぐじゅぐじゅ

やりたい放題喉奥をつかれて、涙が止まらない。
苦しい。苦しい。

「イキそう……」

郁人はそう言うと、さらに早く喉奥を突き始める。

「おえ、ああがっ、ああっ、や、」

ごちゅごちゅごちゅ
好き放題につかれて意識が朦朧としてくる。

もう無理……!

「イクッ」

郁人がそう言うと

びゅるるるっ

「んぐっ」

喉奥で苦い液体が広がった。
ずるんっと郁人のものが口から出ていく。

「出すなよ」

「あ、けほっ、ごほごほっ、はぁー、はぁー、んあ、」

苦しさからやっと解放され、大きくむせる。
俺はそのまま郁人の出した精液を外に出してしまった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ