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碧と朝陽

第7章 お仕置き


「Kneel(おすわり)」

低い声で脅すようにコマンドを使われる。
俺はその場にぺたりと座り込んだ。
息ができない………。
肩で息をしていると、

「Look(こっちを見て)」

碧はそのまま“お仕置き”を続けてくる。
俺は従順に碧の目を見た。

「良い眺め………どんな気分?」

「あ、碧、ごめんなさ……」

体が震える。碧から目が離せない。苦しい。

「何がごめんなさいなの?」
「え、わ、わかんない」
「それじゃ意味ないでしょ」

冷たく言い放たれる。怖い。でも気持ちいい。
俺のはビンビンに反応してしまっていた。

「乳首に絆創膏なんて、はしたない格好……朝陽は悪い子だね」

ドキンと心臓が脈打つ。
そう、俺は悪い子……。悪い子なんだ。

「ごめんなさい、ごめんなさっ」

「ねぇ、その絆創膏取って見せてよ。Present(見せて)」

強いコマンド。見せるなんて恥ずかしい……。
でも気持ち良くて体がピリピリする。

「わ、わかった……」

俺は絆創膏に手をかける。恐る恐る絆創膏を剥がす。その刺激でさえ、甘い快感に繋がっていく。

「んっ………」

「絆創膏外して感じてるの?朝陽は変態さんだね。」

もっと言って。

絆創膏が剥がれると真っ赤になった乳首がピンっと顔を出した。

「わぁ、真っ赤に腫れてる。こんなになるまで弄ったの?恥ずかしいね……」

もっと。

碧にもっといじめられたい。お仕置きされたい………。

ちゅっ

「!?」

碧にキスをされた。

「ねぇ、今度は朝陽が俺にキスして」

キス……??

「できたら全部許してあげる」

許してくれる……?全部?
悪い子な俺を全部許してくれるの…?

俺は、碧を見つめたまま顔を近づける。

ちゅっ

唇と唇が触れるだけの軽いキス。

「よくできました。良い子だね。朝陽。」

やっと碧が俺を褒めてくれた。嬉しい…。
ぽーっと感じていると、今度は激しく唇を重ねられる。

「んっ、ちゅっ…あ、うっ」

変な声が出て恥ずかしい。
口に舌を入れられ、口内を舐められる。
舌をちゅうっと吸われると、気持ちよさに体が震えた。

気持ちいい……気持ちいい………。

「あ、んんっ……ちゅっ…ぱっ…あぁ、んっ……」

碧に身を委ねると、全身が気持ち良くなっていく。
だめだ、堕ちるっ…………。

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