
碧と朝陽
第6章 ハプニング
碧がこちらに向かってくる。どちらに来るか予測して、その逆に足を踏み出す。
良いポジション!
これならまたゴールできる!
グッと足で踏み込んでジャンプ!
またボールはゴールの中に綺麗に吸い込まれていった。
「よっ…と、4点〜!」
にぃ〜と笑いながら、碧の方を見ると、碧はポカーンと口を開けていた。
「ん?どした?」
「ば、ばんそうこう………」
ぼそっと碧が呟く。
「は!?!?」
俺は思わず胸を庇うような仕草をする。
さっき、碧の近くでジャンプしたときだ……!シャツがめくれて……
サーッと血の気が引いていくのを感じた。
「ちょっと来て」
急に顔色を変えた碧は、俺の手を引っ張り、コートの外へ連れ出す。
「え、は?なに?怒ってんの??」
先程とは打って変わって、怖い表情をしている碧。
引っ張る力も強く、俺は戸惑った。
え、なんで怒るんだ?俺、何かしたか??
俺はコートを出て、人通りの少ない場所に連れてこられる。
ドンッ
壁に身体を押し付けられた。
「ちょ、痛いって、なんだよ急に」
「俺がどんな思いで……」
碧の顔は苦痛に歪んでいた。
「え、」
「これ、何?」
バッとシャツを捲り上げられ、絆創膏が露わになる。
「や、やめ!!!」
こ、こいつなんでこんな怒ってんの!?
「何この絆創膏…いつも付けてんの?」
いつも!?
「付けてねぇよ!!今朝は、ちょっと痛くて……」
なんでこんな説明しなくちゃならないんだ!!
恥ずかし過ぎて、俺は下を向く。
「なに?自分で弄ったの?それとも他の誰かに?」
「ちが!!そんなんじゃねー!!いっ…!」
碧が絆創膏の上から乱暴に乳首をつねる。
「どっちにしたって、相手を誘うような格好して、こんな薄いTシャツ着て、どういうつもり?お仕置きされたいの?」
“お仕置き”その言葉に心臓が跳ねる。
身体が期待してる………
だめだ、だめだ、それは…………
「朝陽………嫌だったらセーフワード使って………」
ぽそりと耳元で呟かれる。
「え、」
「Kneel(おすわり)」
良いポジション!
これならまたゴールできる!
グッと足で踏み込んでジャンプ!
またボールはゴールの中に綺麗に吸い込まれていった。
「よっ…と、4点〜!」
にぃ〜と笑いながら、碧の方を見ると、碧はポカーンと口を開けていた。
「ん?どした?」
「ば、ばんそうこう………」
ぼそっと碧が呟く。
「は!?!?」
俺は思わず胸を庇うような仕草をする。
さっき、碧の近くでジャンプしたときだ……!シャツがめくれて……
サーッと血の気が引いていくのを感じた。
「ちょっと来て」
急に顔色を変えた碧は、俺の手を引っ張り、コートの外へ連れ出す。
「え、は?なに?怒ってんの??」
先程とは打って変わって、怖い表情をしている碧。
引っ張る力も強く、俺は戸惑った。
え、なんで怒るんだ?俺、何かしたか??
俺はコートを出て、人通りの少ない場所に連れてこられる。
ドンッ
壁に身体を押し付けられた。
「ちょ、痛いって、なんだよ急に」
「俺がどんな思いで……」
碧の顔は苦痛に歪んでいた。
「え、」
「これ、何?」
バッとシャツを捲り上げられ、絆創膏が露わになる。
「や、やめ!!!」
こ、こいつなんでこんな怒ってんの!?
「何この絆創膏…いつも付けてんの?」
いつも!?
「付けてねぇよ!!今朝は、ちょっと痛くて……」
なんでこんな説明しなくちゃならないんだ!!
恥ずかし過ぎて、俺は下を向く。
「なに?自分で弄ったの?それとも他の誰かに?」
「ちが!!そんなんじゃねー!!いっ…!」
碧が絆創膏の上から乱暴に乳首をつねる。
「どっちにしたって、相手を誘うような格好して、こんな薄いTシャツ着て、どういうつもり?お仕置きされたいの?」
“お仕置き”その言葉に心臓が跳ねる。
身体が期待してる………
だめだ、だめだ、それは…………
「朝陽………嫌だったらセーフワード使って………」
ぽそりと耳元で呟かれる。
「え、」
「Kneel(おすわり)」
