テキストサイズ

碧と朝陽

第7章 お仕置き

碧の唇が俺の唇から離れる。

「んっ……はぁ、はぁ、はぁ………」

肩で息をしていると、急に碧に抱きしめられた。

「ごめん、ごめん。」

「俺、セーフワード使ったか……?」

「え、ううん……使ってないけど…我慢させちゃったでしょ?」

我慢なんてしていなかった。俺は嫌だったらセーフワードを使うつもりだったんだから。

「使う必要がなかったから使わなかったんだよ…。」

「え?」

びっくりしたような碧の顔は可笑しくて笑ってしまう。

「わ、笑うなよ……俺は真剣なんだ……」

「ごめん。お前の言うとおり、俺とお前は相性いいな。」

正直初めてプレイをしてから、碧のコマンドが頭から離れることはなかった。

俺の体は、碧のコマンドを知ってしまってダメになったんだ。

「それって、」

「パートナーになろう、なってくれるか?」

碧は優しく頷いた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ