
碧と朝陽
第6章 ハプニング
「おはよう!朝陽!」
大学に行くと、いつものように碧は俺に話しかけてきた。どういう神経してんだ?
ちょっとは気まずいとかないのかよ……
俺は昨日、碧をオカズに抜いてしまったこともあり、かなり後ろめたかったのだが……
「朝陽、今日は普通に遊びに行かない?」
「遊び…?」
「今日はもうこれで授業は終わりでしょ?遊びに行こうよ!大学生っぽいことしよ!」
ニコニコしてる碧を見ていると、自分が悩んでることが馬鹿らしく思えてくるから不思議だ。
「はぁ、いいよ。行こう。」
「やった!!!じゃあスポッチャで!!!」
俺は半ば碧に引きずられるようにして、大学を出た。
