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碧と朝陽

第5章 忘れられない

朝目が覚めて、そのまま寝落ちてしまったことに気づく。

「はぁ、最悪……」

お風呂を沸かして、冷蔵庫に入っていた水を喉に流し込む。
俺は大学生から一人暮らしになった。
ずっと実家暮らしだったから、一人暮らしには憧れがあったのだが、実際してみるとやっぱり寂しかった。

お風呂が沸いたことを伝えるメロディーが流れ、脱衣所に行く。

Tシャツを脱いでなんとなく鏡を見ると、ギョッとした。

「うっわ…………」

乳首が真っ赤になっている。
昨日やり過ぎた…。

「は〜〜〜………」

俺は項垂れるようにしてお風呂に入った。

〜〜〜

お風呂から上がってくると、ジンジンしている乳首に絆創膏を貼った。
なんとも滑稽な見た目だが、シャツに擦れると痛いし痒いし我慢ならない。

「しょうがない……か……」

俺は支度を済ませ、大学へ向かった。

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