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碧と朝陽

第5章 忘れられない

授業の始まるギリギリで席に戻った俺は、なんとか自分自身を収めることに成功していた。

ホッとため息をつく。

それにしてもあんな簡単なコマンドしかやり取りしてないのにおかしいな……。

「俺と朝陽は相性がいい!」

そう言っていた碧を思い出す。
まさかほんとに……?
相性がいいのならこのまま関係を続けた方が薬代もかからないし、体調も安定する………
この前みたいなことも起こりにくくなるだろう……
そんなことを考えて頭をぶんぶんっと横に振る。

だめだ!!そんなの!絶対!
碧…Domに頼って生きていくなんてそんなの……!

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