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シャイニーストッキング

第6章 絡まるストッキング5 和哉と健太

 76 心の同調

 心が震え、蕩けていく…

「あんっ、け、けんたぁっ…」

 子宮の奥から絶頂感の昂ぶりが湧き起こってきていた。

「はっ、はっ、はん、あ、あぁん、…」

 ニュチャ、ニチャ、ニュチャ、ニチャ…

「はっ、ふっ、うっ、う、ううぅ…」

 ギシッ、ギシッ、ギシッ、ギシッ…

 健太の先がズンッと子宮の壁を突いた瞬間であった。

「あっ、っく…」
 絶頂感が一気に子宮の奥からまるで壁を突き破るかの様に噴き出してきたのだ。

「…っんっ、んあっ…」
 そして握っている手を、指先に、グッと力が入り、わたし自身の快感の強さを健太に伝える。
 そしてその手を握る事が結果的にはわたし自身を健太側に引っ張られるという態勢にもなり、更に彼の熱い怒張の先が子宮の壁を押すという結果へと通じたのだ。

「あんっ、っくうぅぅぅ…」
 わたしは手をグッと握り、背中をのけ反り、全身を震わせながら絶頂感の叫びを上げた。

「…っんっ、っくうぅぅぅ…」
 子宮の奥から絶頂感が全身へと拡散していく。

 ギシッ、ギシッ、ギシッ、ギシッ…

 ニュチャ、ニチャ、ニュチャ、ニチャ…

「あっ、うっ、っくっ」
 そして健太もわたしの中で熱いモノを爆発させる。

「あんっ、ん、ん……」

「はっ、は、っく、あ、あぁ…」
 わたしの中でビクッ、ビクッ、ビクッと三度健太自身が快感の震えを起こした。

「あぁ……」
 そのまま快感の吐息を漏らし、わたしを斜めに抱きながらぐったりと汗ばむカラダを押し付け、抱き締めてきたのだ。

「あぁ、み、美冴さん…」
 そして顔をわたしの後頭部辺りに寄せて、そう名前を囁いた。

「ふぅ、堪らないや…」
 小さな声で更にそう囁いたのだ。

 堪らないや…

 その健太の囁きの意味がわたしの心に染み込んでくる。

 わたしも堪らないくらいに健太が…

 貴方を愛してしまった…

 背中に感じてくる健太のカラダの感触、温もり、重さ、息遣い、香り、そして鼓動…

 それら健太の存在を感じる全てが、堪らなく愛おしい想いとなって、わたしに伝わってくるのだ。

 そしてそれらの想いがその健太の
『堪らないや…』
 という言葉にわたし自身の心もシンクロし、同調してきていたのだ。

 今朝…

 今、朝に抱かれて健太とわたしは心とカラダがひとつになった感じがしていた。





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