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シャイニーストッキング

第6章 絡まるストッキング5 和哉と健太

 74 斜め後ろ

 唇の隙間から健太の舌先が入ってくる。

「あ……ん…」

 健太のフェロモン的な甘い体臭に心が震え、唇に流れ込んでくる彼の甘い唾液に蕩けてしまう。

 あ…

 起き抜けの健太の微かに延びた無精髭がチクチクとわたしの頬を擦ってきた。

 髭は濃くないみたいね…

 髭だけではなかった、健太は体毛が薄いようであった、すね毛もほぼ無い。

 ああ、ゆうじもそうだった…

 やはり、健太への愛を自覚してからは無意識に最愛の男、亡くなったゆうじと比べてしまう。
 ていうか、過去を遡っても体毛の濃い、髭の濃い、そんな男とは寝た事がない。

 これも無意識に選んでいる男の好みなのだろうか…

 わたしは唇を合わせ、舌を健太に吸われながらもそんな事を考えていた。

 ああ健太ぁ…

 すっかりとカラダの力も、舌先を吸われながら一緒に吸い取られてしまったように抜けてしまってきていた。 
 そしてジンジンと昨夜の快感の余韻が子宮に蘇り、疼き始めてきていたのだ。

 すると健太は右手でわたしを斜めから抱き寄せつつ唇を吸いながら、左手でブラウスを捲りあげてきた。
 
「あん…」
 下着は穿いていない。
 そんなわたしはブラウスを捲られた恥ずかしさもあり、喘ぎを漏らしてしまう。
 そして子宮の疼き、そして既に濡れているのを自覚していた。

 あん、恥ずかしいわ…

「あっ、んんっ…」
 すると健太はそんな自分の昂ぶりの勢いのままに、わたしの左脚の太腿をグイっと持ち上げ右側を下にした斜めにさせて、斜めバックの態勢からなんと、朝勃ちの自らのチンポを一気に挿入れてきたのだ。

「あっ、んっ、そ、そんなっ…」
 膣から全身に快感が走り抜けてきた。

 わたしは十分に、いや、それ以上に濡れていたのである。
 だから、先をスッと当てがっただけなのに、ニュチャっと挿入った、いや、吸い込まれた…
 そんな感じであったのである。

「は、ふ、け、健太ぁ…」

「あ、み、美冴さん…」
 そして健太はそう囁くと、斜めバックという感じの体位でわたしの左脚を抱え、貫き、ピストンの動きを始めてきた。

 ニュチャ、ニチャ、ニュチャ、ニチャ…

「あ。あ、あ、け、健太ぁ、んん…」

 斜め下から挿入というカタチであるから、奥が少し浅くなり、少し突くだけで子宮の奥に当たってくるのだ…






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