
シャイニーストッキング
第15章 もつれるストッキング4 律子とゆかり
99 荒唐無稽な思い
だって…
銀座のホステス=この松下律子秘書
どう考えても、そして常識的にも、こんな構図はあり得ない。
それに…
いくら、例え山崎専務の力とはいえ、どんな思惑があろうとも銀座のホステスのお姉さんを秘書に出来る筈がない。
なぜならこのわたしの所属している会社組織は、日本有数な世界中をグローバル展開している程の一流商事会社なのである…
普通の田舎の会社社長が愛人ホステスを事務員として雇う様な訳にはいかないのだ、いや、それが現実なのである。
それに仮にこのシャネルNo.19という香水のカラクリという疑惑にしても…
ただの偶然に違いない、いや、偶然なのだ。
だってこのシャネルNo.19は、最近のおしゃれなOL達の間では、控え目な上品の香りとしての人気の香水であり…
ましてやニューヨーク支社からの急遽転属との噂のこの松下秘書ならば、いや、この美しい彼女ならば、この香水を身に纏っていてもなんら不思議はないのだから。
ただ単に、わたしがあまりにも荒唐無稽な、そして愛しい彼、大原浩一絡みの事であるから…
そう、以前、美冴さんに抱いた様な、この松下秘書のあまりの美人さに対する嫉妬心、いや、あのわたしには無い彼女のストッキング脚の魅惑さからの被害妄想的といえる様な一方的な疑惑なのであろう…
と思い、考え直せたからである。
そう思えるくらいに、急に、この松下秘書の目、雰囲気が弱々しくなっていたから…
だって…
銀座のホステス=この松下律子秘書
どう考えても、そして常識的にも、こんな構図はあり得ない。
それに…
いくら、例え山崎専務の力とはいえ、どんな思惑があろうとも銀座のホステスのお姉さんを秘書に出来る筈がない。
なぜならこのわたしの所属している会社組織は、日本有数な世界中をグローバル展開している程の一流商事会社なのである…
普通の田舎の会社社長が愛人ホステスを事務員として雇う様な訳にはいかないのだ、いや、それが現実なのである。
それに仮にこのシャネルNo.19という香水のカラクリという疑惑にしても…
ただの偶然に違いない、いや、偶然なのだ。
だってこのシャネルNo.19は、最近のおしゃれなOL達の間では、控え目な上品の香りとしての人気の香水であり…
ましてやニューヨーク支社からの急遽転属との噂のこの松下秘書ならば、いや、この美しい彼女ならば、この香水を身に纏っていてもなんら不思議はないのだから。
ただ単に、わたしがあまりにも荒唐無稽な、そして愛しい彼、大原浩一絡みの事であるから…
そう、以前、美冴さんに抱いた様な、この松下秘書のあまりの美人さに対する嫉妬心、いや、あのわたしには無い彼女のストッキング脚の魅惑さからの被害妄想的といえる様な一方的な疑惑なのであろう…
と思い、考え直せたからである。
そう思えるくらいに、急に、この松下秘書の目、雰囲気が弱々しくなっていたから…
