
シャイニーストッキング
第14章 もつれるストッキング3 常務取締役大原浩一
119 秘書 松下律子(29)
え、まさか、そのおみやげ接待のエースって?
わたしの脳裏には、支社長専属秘書の彼女の顔が浮かんできていた。
いや、どっちにしたってわたしには新潟支社の秘書は昼間に会った彼女しか見てはいないのだが…
そう支社長専属秘書の竹下雪恵という彼女の存在しか知らない。
だが、彼曰くの肉惑的な魅力…
つまりは色気、艶気等々の女性としての魅力という点では正に彼女は合致するのである。
なぜならば、わたしの第一印象もそんな感じを、一目見た瞬間に思ったから…
それはヤケに、いや、無駄に変な色気があるなぁ?って。
あともうひとつ…
本社常務の専属秘書というポジションの必要性は自分自身がそうであるからこそ、その存在価値は理解できる。
だけどイチ地方支社に於いての、その支社長の専属秘書は…
果たして必要が、いや、そこまでの業務があるのだろうか?
秘書課としての担いで十分なのではないのか?
と、わたしはその初対面の時の彼女の第一印象を感じた時に、一瞬、そう同時に思ったのだ。
だってその彼女の見た目の雰囲気からは…
まるでクラブホステスみたいな佇まいが伝わってきたから。
わたしも伊達に銀座のクラブホステスを約1年半近くやっていた訳ではないのだ…
彼女からはなんとなくそんな匂い、ニオイを感じ取ったのである。
だから…
「え、あ、もしかして、あの支社長専属秘書の?…」
わたしは思わずそう呟くと…
「はい………」
彼は頷いた。
「え、でも、彼女は秘書、それも支社長専属の秘書なんですよね?」
思わず訊き直す。
「はいそうですよ、永岡支社長専属の秘書ですよ」
「………」
返す言葉が…
「別名、新潟支社特別VIP接待課…」
「………」
わたしは完全に返す言葉を失くしてしまう。
「……のエースの竹下雪恵ですよ…
そして秘書課の課長でもある」
そう呟く彼の目がなんとなくだが…
「え、そ、そうなの?」
もしかすると…
「あ、いや……はい、ま、遊びの関係ですけどね…」
そう彼は小さな声で呟いた。
だが、わたしには…
「いきなりの新潟左遷だったから寂しかっから…」
だがわたしには、そう呟く彼の言葉からは…
そんな簡単な関係、意味だけではないように感じられたのだ。
え、まさか、そのおみやげ接待のエースって?
わたしの脳裏には、支社長専属秘書の彼女の顔が浮かんできていた。
いや、どっちにしたってわたしには新潟支社の秘書は昼間に会った彼女しか見てはいないのだが…
そう支社長専属秘書の竹下雪恵という彼女の存在しか知らない。
だが、彼曰くの肉惑的な魅力…
つまりは色気、艶気等々の女性としての魅力という点では正に彼女は合致するのである。
なぜならば、わたしの第一印象もそんな感じを、一目見た瞬間に思ったから…
それはヤケに、いや、無駄に変な色気があるなぁ?って。
あともうひとつ…
本社常務の専属秘書というポジションの必要性は自分自身がそうであるからこそ、その存在価値は理解できる。
だけどイチ地方支社に於いての、その支社長の専属秘書は…
果たして必要が、いや、そこまでの業務があるのだろうか?
秘書課としての担いで十分なのではないのか?
と、わたしはその初対面の時の彼女の第一印象を感じた時に、一瞬、そう同時に思ったのだ。
だってその彼女の見た目の雰囲気からは…
まるでクラブホステスみたいな佇まいが伝わってきたから。
わたしも伊達に銀座のクラブホステスを約1年半近くやっていた訳ではないのだ…
彼女からはなんとなくそんな匂い、ニオイを感じ取ったのである。
だから…
「え、あ、もしかして、あの支社長専属秘書の?…」
わたしは思わずそう呟くと…
「はい………」
彼は頷いた。
「え、でも、彼女は秘書、それも支社長専属の秘書なんですよね?」
思わず訊き直す。
「はいそうですよ、永岡支社長専属の秘書ですよ」
「………」
返す言葉が…
「別名、新潟支社特別VIP接待課…」
「………」
わたしは完全に返す言葉を失くしてしまう。
「……のエースの竹下雪恵ですよ…
そして秘書課の課長でもある」
そう呟く彼の目がなんとなくだが…
「え、そ、そうなの?」
もしかすると…
「あ、いや……はい、ま、遊びの関係ですけどね…」
そう彼は小さな声で呟いた。
だが、わたしには…
「いきなりの新潟左遷だったから寂しかっから…」
だがわたしには、そう呟く彼の言葉からは…
そんな簡単な関係、意味だけではないように感じられたのだ。
