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シャイニーストッキング

第14章 もつれるストッキング3          常務取締役大原浩一

 110 巨乳の誘惑

 律子やゆかりはどちらかといえば痩せ型で比較的ムダ肉のない美しいプロポーションといえ…
 一方、この竹下雪恵という彼女は決して太ってはいないのだが全体的に丸みのある、見るからに柔らかそうな律子やゆかり達とは対照的といえるカラダ付きなのである。

 そして完全に違うのは胸の、オッパイの大きさであった…
 私はいわゆるストッキング脚や脚に興味、性的嗜好を感じてしまう類のフェチであり、胸、つまりオッパイフェチではなく、いや、だからこそさほど胸の大きさには興味もこだわりも無い、だから律子にしろゆかりにしろ胸はそこそこなのだが気にした事がなかった。

 それにその通りで胸に関しては無いよりはマシというレベルであり、常に女性に対してはより美しい脚、魅惑的なストッキング脚…
 そんな思いを求めていた。

 だからこうして密着されて感じるまで、彼女の胸の大きさについては気にもならなかったのであるが…
 今更ながら彼女を見ると、いわゆる巨乳の類だと気付いたのである。

 そして自分の過去を顧みても、お付き合いをした女性にはそんな巨乳系はいなかったから、こんな胸の柔らかな感触や心地良さにも、ほぼ初めて気付いたのだ…
 それが今、更に私のスケベなオスの心を刺激して、そして昂ぶらせてきていたのだ。

 それはつまりは…
 巨乳の誘惑といえる。

「ほらぁ大原さぁん、あの手前が信濃川でぇ」
 確かに高層ビル群が建ち並ぶ東京都内の夜景とはまたひと味違った趣きがあるようだ。

「ふぅぅ、なんかぁ、夜景を見るとぉ、胸がぁドキドキしちゃうぅ、ほらぁ」
 と、彼女は更にグイッと胸を、巨乳の柔らかなオッパイを押し付けてくる。

「え、あ…」
 
 もう私は完全に彼女の、いや、おそらくは新潟支社の重要なVIP接待要員のエースとしての支社長専属秘書という業務遂行の罠に陥りつつあった…

 いいや、果たして世の中の男達、いや、オス達がこの状況で冷静でいられるのだろうか?

 それは否である…
 私はそんな心理状況に陥ってしまっていたのである。

 その感じる柔らかなオッパイの感触に心が昂ぶり…

 甘い彼女の香水の香りが心をくすぐり…

 そして彼女の甘えた口調が、いや、この少し厚みのある艶やかな唇が…

 心を激しく震わせてくる…

 私は彼女の甘い罠に完全に陥ってしまった。



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