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シャイニーストッキング

第10章 絡まるストッキング9      美冴とゆかり

 95 ビアンな夜(36)

「え…、そ、そんなぁぁ…
 ち、違う…の…あっ、はあっ…」

「あらぁ、ここでも感じるのぉ?…」
 その美冴さんのやや意地悪気な言葉がまた、わたしのエム的な自虐の昂ぶりをますます煽ってくるのである。


 わたしは美冴さんによりあっという間に短パンとショーツを脱がされてしまい、慌てて股間を隠そうとした左手を美冴さんの右手で押さえられてしまったのだ…
 そして美冴さんはすかさず股間の間に自身の太腿を差し入れてきて、それが結果的には仰向けになっているわたしの左脚を跨ぐカタチとなってしまい身動きが取れない状態になっていた。
 
だが、実は、わたしの右手はフリーであり、その右手でローソファーの端を握り締めていたのである…

 つまりそんな美冴さんに対して抵抗する気ならば、まだ、右手が空いていたのだ…
 だがわたしはその右手でソファを握っていた…
 つまりそれは、わたしの無抵抗の意思をその右手で美冴さんに対して表しているという事なのである。

「はぁぁぁ……」
 そんな状況で美冴さんは、更に陰毛を撫でてきた。

 実はわたしの陰毛は濃く、逆三角形に萌えている…
 そしてその陰毛だけでなく、わたしは全体的に毛量が多い。
 だからせっせとエステサロンに通い、全身の永久脱毛をしたくらいである。

 だが、さすがに陰毛の脱毛はできず、こまめに自分で手入れをしているくらいに濃いから、こうして美冴さんに見られるということが余計に恥ずかしい想いを掻き立てくるのだと思われた。

 美冴さんは髪の毛も毛量が少なくて薄い…
 だから、おそらく全体的に薄そうだ…
 わたしは彼女を見てそう感じられるから、余計にジレンマの想いが高まってきているのかもしれない。

 しかしその想いは真逆的であり、わたしのエム的な欲情を更に掻き立ててくるみたいでもあるのだ…




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