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シャイニーストッキング

第10章 絡まるストッキング9      美冴とゆかり

 93 ビアンな夜(34)

 しかし…

「うふ、ゆかりのアソコ…とってもキレイよ…」
 なんとそんなわたしの激しく湧いている羞恥心に相反して、美冴さんがそう囁いてきたのである。

「ええっ、あぁ、や、いやぁ、そ、そんなぁ、見ないでぇ…」
 その言葉にわたしは更に、そして一気に恥ずかしさが増し、身震いするほどの羞恥心に覆われてしまう。

 ズキズキズキズキズキズキ…
 しかしそんな羞恥心とは真逆に疼きが昂ぶってくるのである。

 ドキドキドキドキドキドキ…
 そして想いも高鳴ってきたのだ。
 
 えっ…

 な、何で?…

 この昂ぶりと疼きは何なの?…
 そんな不惑と戸惑いの想いが湧いてきた。

「き、キレイよ…」
 すると、美冴さんは更にそう囁いてくる。
 
「あぁぁ、そんなぁ、み、みさえさぁん、や、やぁ、恥ずかしいぃっ…」
 そしてわたしはすかさずそう悲鳴を上げてしまう。

 ズキズキズキズキズキズキ…

 ドキドキドキドキドキドキ…
 だが、そんな羞恥心の悲鳴とは相反した感情の想いが昂ぶってくるのだ。

 そして…

 もっとそう言われたい…

 恥ずかしめられたい…

 そんな相反する矛盾した想いと共に、淫らな昂ぶる衝動が湧いてくるのを感じてきていた。

 えっ、わたしはなんで、こんなに美冴さんの言葉に興奮してくるの?…
 そしてわたしは、そんな羞恥心に覆われながらも自問自答していく。
 

「ふーん、恥ずかしいんだぁ…
 でもぉ…
 ホントは嬉しいんでしょう…
 見て欲しいんでしょう…
 弄って欲しいんでしょう…」
 違うの?…
 すると、美冴さんはそう囁き、そして最後の言葉は目で問うてきたのだ。

 ズキズキズキズキズキズキ…

 ドキドキドキドキドキドキ…

 一気に昂ぶっていく。

 あっ…

 その時、わたしはハッと気付いた。

 わたしは、この美冴さんの言葉に興奮しているんだ…

 そして、この陰毛の濃さが恥ずかしくて、同性である美冴さんに見られたくはない…
 そんな想いが逆に作用し、更にエム的な昂ぶりを増してくる要因となっているんだ。

 つまり、美冴さんからのこの言葉によって恥ずかしい想いを感じられたり、弄られたりすることがわたしに対する言葉責めの愛撫となって、心に湧き起こり、昂ぶってきているエム的な想いを刺激してきていたのだ…
 


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