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シャイニーストッキング

第10章 絡まるストッキング9      美冴とゆかり

 92 ビアンな夜(33)

 だが、これは、所詮、抗うポーズなのであり、決して本気の拒絶ではない…

 だがこのポーズをする事により、更にわたしのエム的な昂ぶりと想いが萌えるのである…
 いや、萌え、そして、燃え上がるのだ。


「あんっ、やんっ」
 そしてわたし自身の股間が、アソコが、美冴さんにより差し入れられた太腿で閉じられず、手を払い退けられてしまったから…
 わたしの股間が、いや、アソコがモロに露わになってしまったのである。

「あぁ、み、みさえさん、恥ずかしい…
 そ、そんな見ないでぇ…」
 わたしは小さく叫ぶ。
 
 ズキズキズキズキズキズキ…

 ドキドキドキドキドキドキ…


 だがこれは、これだけは本気の叫びであった…
 本当に、本気で恥ずかしいのだ。

 なぜならば、過去にわたしは自分以外の女性のアソコをじっくりと見たことは無かったし、もちろんこんな昂ぶりの想いで見せたり曝した事がないから…

 そしてこの羞恥心は、多分、美冴さんだから、いや、つまり同性相手だから余計に恥ずかしいのかもしれなかった。

 だって…

 昔の…

 あの『姫』と呼ばれ、調子に乗っていた『黒歴史』時代の、ヤリまくっていた時代には、微塵にもそんな恥ずかしいなんていう感情が湧いた記憶はないのだから…
 いや、むしろ、あの時代は嬉々として下僕的に群がってきていた男達に何の羞恥心も感じずに、自ら進んでの勢いの如くに曝していた様なモノであったからなのである。

 そして…

 彼、大原浩一本部長にも散々弄られ、舐められ、愛されていてもここまでの羞恥心的な想いは湧いた記憶が無かった…

 だから…

 多分…

 同性だから…

 いや、違う…

 相手がこの『憧憬』の存在であり、『完全降伏』した美冴さんだから…

 本気で恥ずかしい…
 そう想っていた。

 なぜならば…

 それは…

 わたしはどちらというと…

 アソコの毛が、陰毛が…

 恥ずかしいくらいに毛深くて、濃いから…

 それを同性に…

 しかも、そんな想いの相手の美冴さんだから…

 見られたくはないから…

 おそらく、そんな想いからの本気の羞恥心なのだと思うのだ。


 しかし…




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