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シャイニーストッキング

第10章 絡まるストッキング9      美冴とゆかり

 83 ビアンな夜(24)

 ゆかりさんの喘ぎ声、身悶え、身震い、感じ昂ぶってきているこの感極まった表情、そして欲情に濡れた、淫らで妖艶な彼女の目…
 それらを感じるだけで、ますます自身も感じ昂ぶり、そしてもっと感じさせたい、淫れさせたい等々の衝動が心の奥からどんどんと湧き起こってくるのだ。

 そして、なにより…
 このゆかりさん感じている様子がまるでシンクロしているかの様に、わたしの快感とも連動し、通じてきているのである。

 やはりこれはエス的な、サディスティック的な快感の昂ぶりと悦びなのではないのか…
 と、わたしはこの恥じらい、そして快感に感極まっているゆかりさんの表情と目を見て、そう思っていた。

「ねえ、恥ずかしい……わ…」
 そう見つめていると…

 ズキズキ、スキンッ…
 突然、わたしにスイッチが入った。

 それまでは、今、この展開になんだこうだと、脳裏で言い訳をしていたようなモノであったのだが…
 いや、こう、つまり、同性愛の、レズビアンの衝動を押さえきれない自分のメスの本能の昂ぶりに戸惑っていたのだと思うのだ。

 だが、そのゆかりさんの恥じらいの言葉でわたしの心が…

 淫らな同性愛の衝動の想いが…

 そして心の中に少しだけ残っていた同性愛に対する罪悪感と理性が…

 完全に開き直れ、吹き飛んだのだ。

 いや、ゆかりを愛し、感じさせたい…
 というサディスティック的な衝動の昂ぶりの想いが、完全にわたしの思考を支配したのである。

 完全に淫らなスイッチが入った…


「ふーん、恥ずかしいんだぁ…」

 もう…

 止まらない…

 ズキズキズキズキズキズキズキズキ…



「恥ずかしいのぉ…」
 わたしはそう囁きながら、羞恥と快感の淫らな欲情に濡れたゆかりの目を見つめながら…

「あんっ、やっ、あっ…」
 グイッとゆかりの短パンのウエストに指先を掛け、一気にショーツもろとも脱がしていく。

「あっ、んんっ、み、みさえさんっ…」
 ゆかりはそう小さく叫び、慌て下半身を、股間を隠す様に手を持ってきた。

 だが、淫らなスイッチが完全に入ってしまったわたしは止まらない…
 そして、わたしの最後の理性が脳裏で囁いてきたのだ。

 大丈夫、これはいつもの自律神経の暴走ではないから…
 ゆかりに対する素直な心の欲情だから…と。

 


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