
シャイニーストッキング
第9章 絡まるストッキング8 部長佐々木ゆかり
223 必然…
ドキドキドキドキ…
抱き締められ、密着している背中が熱い…
激しい鼓動が伝わってくる…
いや、わたしの鼓動なのか…
ああ…
ああ、全部わたしが悪いんだわ…
さっきまで、散々からかって、面白がっていたから…
ついに…
とうとう…
杉山くんの中に眠っていた男を、いや、オスの本能を起こしてしまった…
いや、さっきのビストロでの彼の反撃に、一瞬、オスの匂いを感じたくせに…
感じたのにも関わらずに…
男なら…
普通の男ならば…
こうなるのは必然のこと…
わたしが、あまりにも油断して、そして杉山くんを舐めて、安心し切っていたのだわ…
わたしが悪いんだ…
自業自得よ…
こうなるのは必然だった…
いや、違う…
実はわたしは、心のどこかでこうなりたかったのか…
かわいいとか、弟みたいとか…
そんな事を考え、想っていたのは…
実は…
ウソだったのかもしれない…
自分に言い訳をしていたのかもしれない…
本当は…
本当は、杉山くんの隠れた男の本能を、オスの匂いを心の奥深くで感じていて…
メスとして…
女の本能として…
わたしは期待していたのかもしれない…
いや、期待している…
期待していたのだ…
そして…
こうして自ら導いたのだ…
ドキドキドキドキ…
聞こえてくるのはわたしの高鳴りなのか…
それとも杉山くんの高鳴りなのか…
ドキドキドキドキ…
カラダが…
熱い…
熱くなってきていた…
「はぁ、はぁ、ふうぅ…」
耳元で、杉山くんの熱い息遣いが聞こえてくる…
ドキドキドキドキ…
そして更に高鳴る鼓動と、そして熱さが伝わってくる。
「はぁ、はぁ、はぁ、ふ……」
だが杉山くんは、わたしを後ろから抱き締めたままで微動だにしてこないのだ。
いや、もしかして…
動けないのか…
まさか…
どうしたらよいのか分からないのか…
まさか…
ドキドキドキドキ…
抱き締められ、密着している背中が熱い…
激しい鼓動が伝わってくる…
いや、わたしの鼓動なのか…
ああ…
ああ、全部わたしが悪いんだわ…
さっきまで、散々からかって、面白がっていたから…
ついに…
とうとう…
杉山くんの中に眠っていた男を、いや、オスの本能を起こしてしまった…
いや、さっきのビストロでの彼の反撃に、一瞬、オスの匂いを感じたくせに…
感じたのにも関わらずに…
男なら…
普通の男ならば…
こうなるのは必然のこと…
わたしが、あまりにも油断して、そして杉山くんを舐めて、安心し切っていたのだわ…
わたしが悪いんだ…
自業自得よ…
こうなるのは必然だった…
いや、違う…
実はわたしは、心のどこかでこうなりたかったのか…
かわいいとか、弟みたいとか…
そんな事を考え、想っていたのは…
実は…
ウソだったのかもしれない…
自分に言い訳をしていたのかもしれない…
本当は…
本当は、杉山くんの隠れた男の本能を、オスの匂いを心の奥深くで感じていて…
メスとして…
女の本能として…
わたしは期待していたのかもしれない…
いや、期待している…
期待していたのだ…
そして…
こうして自ら導いたのだ…
ドキドキドキドキ…
聞こえてくるのはわたしの高鳴りなのか…
それとも杉山くんの高鳴りなのか…
ドキドキドキドキ…
カラダが…
熱い…
熱くなってきていた…
「はぁ、はぁ、ふうぅ…」
耳元で、杉山くんの熱い息遣いが聞こえてくる…
ドキドキドキドキ…
そして更に高鳴る鼓動と、そして熱さが伝わってくる。
「はぁ、はぁ、はぁ、ふ……」
だが杉山くんは、わたしを後ろから抱き締めたままで微動だにしてこないのだ。
いや、もしかして…
動けないのか…
まさか…
どうしたらよいのか分からないのか…
まさか…
