
イジワルな彼女。
第6章 密-ヒソカ-
夢中でPCの画面を覗いていたせいか、
さすがに目の疲れがひどい。
僕はPCの前から離れ
そのままベッドに横になると、
パンツのポケットに入れっばなしの
スマホを取り出した。
すると、またメッセージが届いた。
画面をタッチすると、母親からだった。
[家にいる?いたら
これから大雨の予報でてるから
早めに洗濯物取り込んでくれる?
ごめんね(>_<)よろしく!
あとは冷蔵庫に梨があるから食べてね^^]
僕は既読をつけて、カーテンを開けた。
確かにさっきまでの青空は消え、
真っ黒な雨雲が広がり始めている。
[了解]
僕はその一言だけ返すと、部屋を出た。
