
僕のまーくん。
第45章 ドキドキの体育祭
そんなこんなで、
お弁当も食べ終わる頃、突然まーくんが
A「ね、かずくん!そいえば綾野くんは?
さっきまでずっとかずくんと一緒に
居てくれてたよね?」
って辺りをキョロキョロ見回した。
そう言われて、あっ!と思い
N「……トイレ…かなんかだったかも」
そう答えはみたものの、分かんないのが
正解だった。
A「綾野くん置いて来ちゃった感じ?」
まーくんがおでこに手のひらをあてて
あちゃーのポーズを取った。
N「あー……うん多分」
と言ってまーくんと目が合いながらも
寝っ転がって既に目を閉じてる大ちゃん先輩にも
そのまま視線を落とした。
僕らの会話の途中、パチッと片目だけ開けた
大ちゃん先輩とそれから目が合って、
黙ってる大ちゃん先輩としばらく見つめあった。
おもむろに、大ちゃん先輩が
O「綾野くんって相葉ちゃんの事が好きだった
ストーカーの子?」
って聞いてきた。
あ、そいえば大ちゃん先輩知ってたんだっけ?
綾野くんはストーカーじゃなかったって事。
まーくんが話してたのかな?
今の言い方じゃ。
A「うん、そっ」
まーくんが答える。
O「ニノ一緒に居るのかい?」
大ちゃん先輩がまた聞いてくる。
N「うん、今日はまーくんがさ……ちょっと
……綾野くんに僕と一緒に居て欲しいって
お願いして」
O「ふぅん、なんで?」
珍しく大ちゃん先輩が眠いはずの目を
両目とも開けて、食い付いてきた。
それには
A「かずくんに悪い虫がつかないように!」
まーくんが答えた。
O「綾野って奴はそんでニノの事守ってあげ
れそうなのかい?」
大ちゃん先輩はまーくん見ながら、なんだか
ニヤニヤしてる。
A「あの子は目力すげぇから大丈夫っ!」
なんてまーくんが力強く大ちゃん先輩に言って
そのすげぇ目力の真似を大ちゃん先輩にして
見せて
A「いい子だったし!」
と、一言付け加えた。
