
僕のまーくん。
第43章 紙切れの真犯人?
ゴクリと唾を飲み込みつつ……
N「まーくっ……相葉先輩の事、ずっと付け回し
てるって本当?」
と聞いた途端、まるで僕が完全な悪者のように
「えぇっ?ちょっと付け回してるなんて人聞き悪く
なぁい!?」
そう言って隣の石川さんと目を合わせて合図した
あと再びこっちを見た吉高さんに、思いっきり睨まれてるし。
……まーくんに気をつけて。
って言われたのって、こういう事だったの?
目の前の女子二人の圧が余りにも強烈で……
…………。
でもっ!僕はあんな嫌がらせされてるのは
やっぱりヤだから。
それから、それから……
まーくんにはもう、付きまとわないでほしいし。
N「ま…相葉先輩はさ、あんなやり方好きじゃない
から。紙切れ入れて嫌がらせするとか。」
「は?だからなぁに?私嫌がらせした覚えは
ないんですけどぉ?……ってかさ、二宮くん
先輩と幼なじみってだけで、ずっ~と先輩の
事いいように縛りつけてんでしょぉ?
可哀想ぉ……せんぱぁい、ね?さとみぃ?」
「ほぉんとぉ~二宮君さぁ、松本君とか相葉先輩
に可愛がられてるみたいだけどさぁ、女子から
見たらぁ、超きもいし、うざいからぁ~ってか
いい男なら誰でも、いいんじゃないのぉ~
フフフフッねぇ?やだぁ!」
「マジ、最悪じゃん!それぇ!可愛い系男子
なんてウザすぎぃ~」
…………。
拳を握りしめてる手に力が入る。
言われたい放題言われて胸がムカムカしていた。
