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僕のまーくん。

第43章 紙切れの真犯人?



えっ?昨日?


な…に?


呆然と石川さんを見ていたら更に
衝撃的な事を言われた。


「さとみの親友のその子ぉ、ほんっとぉに
 相葉先輩の事が好きでぇ昨日も相葉先輩を
 部活の帰りにつけたんだってぇ
 フフっだって二宮君、居なかったんでしょお?」



えっ?
……まーくんを?

あの子が?
昨日……って……

昨日も!?



「でもね、相葉先輩はぁ~あの子の事全っ然
 眼中にありませんって、やな態度だった
 んだってぇ
 あの子あ~んなに先輩の事大好きなのにぃ
 あり得なくなぁ~い?」



じっと見つめられたまんま、僕はその言葉に
動けなかった。




「だからぁ、さとみがこうやって二宮君にわざわざ
 直接忠告しに来たんだよ?同クラでしょぉ?
 ンフフっ」




また、クスクス笑ってる。
やな感じだ。
なんだか、言われたい放題で腹の中ちょっと
ムカついてきた僕は石川さんを見つめ返した。


石川さんの言ってる事が本当なら……
それにしても、まーくんは頑なに
その子が来ても拒んでたんだって。
そう、思うとますます今すぐまーくんに謝りたく
なった。
まーくんにあんな態度を取り続けた自分を
ぶん殴ってやりたくなった。




N「僕には関係ないからその子の事」



自分の中で一際低い声が出た。
一言だけ返すとそれに被せるように
石川さんが


「はぁっ!?」


と、顔をしかめて高い大きな声を上げた。


「ねぇ!関係ないって何ぃ?大ありなんですけど?
 だって、あんた達そういう関係なんでしょ?
 先輩が暴露しちゃってんじゃん!
 ねぇっ!あんたの存在が超うざいんですけど
 ぉっ!」




ちょっ……可愛い顔して怖っ


石川さんが急にキレたように、こっちに
勢いよくそうぶちまけた。
更に詰めよってくるし。



N「……だから、あんな手紙入れたの?」



「はっ?あぁ、あれね。」






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