僕のまーくん。
第43章 紙切れの真犯人?
こんな所に来るのなんて初めて……
辺りを見回すけど誰もいる気配はない。
部活動の生徒達の声が聞こえてくるけど……
本当に誰か来るの?
ボッーと立ってるのもなんだか……
とりあえずあそこに座っとこ。
放課後のお呼びだし、なんて。
愛の告白かなんか?なんて、青春ドラマみたいな
ものを想像しちゃったけど……
まーくんなら、ともかく。
僕には縁のない話だわ。
手持ちぶさたで、ポケットからスマホを出す。
……。
まーくんからは、何にもきてない。
さっき見たばかりの、変わらない画面に
はぁ。と一つ大きくため息をついた時に
ふいに、ちょっと離れた所から
「来てくれたんですね」
って、声がした。
パッと声のした方を振り返った僕は
えっ?
と、驚きを隠せなかった。
なんで?
えっ?
作品トップ
目次
作者トップ
レビューを見る
ファンになる
本棚へ入れる
拍手する
友達に教える