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僕のまーくん。

第43章 紙切れの真犯人?



結局、練習してる間にまーくんが来る事はなかった。

……大丈夫かな?

やっぱり僕のせいかも


まーくんが気になってしまって、
集中出来ず、振りを何度も
間違えちゃって団長に注意された。



大ちゃん先輩が、教室にそれぞれ帰る時に

「相葉ちゃん、教室にいるんじゃね?
 ニノが心配してたって伝えとこっか?」

って言ってくれたけど、

N「ううん、いいです。」

とやんわり断った。

やっぱり自分で、まーくんに直接
謝んなきゃな……


「んっ、そっか。んじゃまたな」


ニコニコしながら大ちゃん先輩は
歩いて行った。

後ろを振り返ったら、潤くんが櫻井先輩に
なんかニコニコしながら絡んでるのが
見えた。
……一見、うざそうにしてる先輩だけど、
顔!駄々漏れてますよ!
嬉しそうなのが。


……はぁ

 
なんだかんだで、イチャつく二人を尻目に

僕もまーくんに
会いたいな。
会っていつもみたいに、甘えたい。
後ろの二人が羨ましいなんて
思いながら教室に戻った。








そして放課後。




やっぱり行かなきゃなんない?
……よね。




それともスルー?



紙切れをポケットから出して見た。


いや、やっぱり二学期始まってからの
色んな変な事に巻き込まれてる状況……
もしかしたら、いつもの紙切れのやつかも
知れないし? 
同じ奴なら尚更なんでこんな事するのか
理由が知りたい。


……ちゃんとはっきりしたいってのがある。




とりあえず、応援団の練習にはまだ間に合う。
……よし、行ってみるか。


N「潤くん、ごめん。先に用事済ますからさ、
 練習先に行っといて?」


J「んぁっ?相葉先輩んとこかぁ?どうせ会える
 のに、待ちきれない奴だなぁ♡」


なんてニヤニヤしてる潤くんに


N「まーくんとこじゃねぇし」


ってベェッて舌を出しながら鞄を掴んで
教室を出た。



体育館の裏?だったよなぁ……


誰がくんだろ……



ってか、本当に来んの?
イタズラ……かもしれないしね……


僕は、指定された体育館の裏まで
急ぎ足で進んだ。






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