
僕のまーくん。
第43章 紙切れの真犯人?
チャイムがなって屋上から、ソッと周りを
気にしながら出た。
教室に戻ったら、潤くんが
J「相葉先輩と何かあったのかと思ったぞ?
大丈夫か~?ん~ん?」
潤くんが、犬かなんかを可愛がるように
グリグリと僕のほっぺを両手で掴んで
じゃれてきた。
N「ちょぉっ~止めろやぁ」
潤くんの攻撃をかわす。
J「あー、ニノのこのぶにゅぷにゅの頬っぺの
感触がオレ大好きなんだよぉ♡」
潤くんに好きなようにされ、途中もういいやって
諦めた僕。
棒立ちになって、潤くんのおもちゃにされていた。
んもうっ。
お弁当も食べて、昼休み。
……まーくんに会える。
謝りたいな。
急いそとジャージに着替えて、校庭に出た。
まーくんは?
……まだか。
ぞくぞくと、応援団のメンバーが集まってきた。
あっ!大ちゃん先輩と櫻井先輩。
あれ、二人?
まーくんは?
N「大ちゃん先輩!……まーくんは?」
O「んぁ?相葉ちゃんなんか、腹痛てぇってさ」
N「え?……うそ」
O「嘘じゃねぇぞ?相葉ちゃんの奴珍しいよなぁ
なんか、変なもん拾って食ったんじゃねぇ
よなぁ?いくら相葉ちゃんでもなぁ、うん。」
……。
まーくん……
確かに珍しい。
……僕のせい?
S「ニノ!相葉君なら大丈夫だぞ?
そんなこの世の終わりみてぇな顔しなくても」
N「なんで?本当に?まーくん今どこいるの?」
S「もう、行けねぇぞ?始まるし!」
N「……」
O「ニノぉ、相葉ちゃんとなんかあったんかぁ?」
大ちゃん先輩が、柔らかいトーンで聞いてきた。
団長が、整列しろ~って号令を出したのが
聞こえてきて、みんなテキパキと動き出す。
大ちゃん先輩と行き違うとき
N「……ううん、僕の一人わがまま……」
そう言うと、大ちゃん先輩はニッコリ笑って
O「んじゃニノが謝んねぇとなぁ?」
ってクスクス笑いながら離れて行った。
……まーくん。
ごめん……
