
僕のまーくん。
第43章 紙切れの真犯人?
後悔って、なんだよ?
何が言いたいんだ?
そもそも、なんでそんな事言われなきゃ
なんない?
意味分かんないし。
可哀想……とか。
縛られてるとか。
挙げ句に後悔する事になる?
はっ?
ふざけんな!
A「……もう、いい?そこ退いて?」
彼女の横を、目も合わせないで通り過ぎた。
気分が悪い!
自分の事はいくら言われても構わない。
でもさ……
大事なかずくんの悪口は、やっぱ誰であろうと
許せねぇ。
あぁあ!!
無視すれば良かったのかも知れないけどさ。
それも何度もやったし。
正直、こんなしつこく絡まれるとは
あの、最初の告白の時からは想像出来なかった。
……女って怖ぇ。
あんな、可愛い顔して言うことやる事……
あぁ、本当に疲れた。
早く帰って、かずくんにラインしよ。
熱いシャワーを、頭から浴びて。
やっとさっぱりなった。
はぁ、本当に疲れた。
母さんが準備してくれた夕御飯をチンして
食べる準備をして、スマホをタップした。
なんにも、きてないね。
かずくん、寝ちゃったかなぁ。
21時だ。
寝ちゃうには早い時間だけど疲れて寝ちゃってる
可能性はあるよね。
いつもなら、なんかしらのメッセージがあるし。
チラッ
とキャラが壁から覗いてるスタンプを打った。
……。
やっぱ寝た?
既読にもなんない。
夕飯の唐揚げにパクつきながら、もう諦めて
明日、早くかずくんに会いたいなんて
思いながら、僕も早く今日は休もうって
とりあえず、疲れた身体を頑張って動かした。
おやすみなさい。
かずくん……
