
僕のまーくん。
第36章 確認したい事
……なんだろ。
これ。
家のポストに入ってたっていうのが
やけに引っかかって開けるのをちょっと
躊躇った。
……いや、もういい。
開けちゃえ。
ビリビリッ
中の白い四つ折りにしてある手紙を
恐る恐る広げた。
えっ!?
僕は思わず、その紙をベッドの上に投げた。
キモい!キモい!キモい!キモいッ!!
呆然とする僕。
何なのよ……これ。
【男とヤりまくってるの知ってます】
…………。
誰!?
机に一回、鞄に一回入ってたあれと
一緒?
これ、三回目のやつ?
キモいッ!
まーくん、どうしよう。
急いで、ポケットのスマホを出して
タップする。
あっ、まーくんから返信きてた!
【何にもなくて、本当に良かった!
心配してたんだよ】
……。
まーくん、どうしよう。
何にもなくなかった。
又、変な手紙きちゃったよぉ。
それに、家のポストに入ってたって事はさ。
すなわち、此処まで来たんだよね?
まーくんが言ってるつけられてるって
言うのは、やっぱり本当だったんだね。
……綾野くんなの?
この手紙も、つけてるのも……
それに、まーくんじゃなくて。
僕が目的……なの?
何のために?
……どうして!?
