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僕のまーくん。

第36章 確認したい事



僕にとっては、初めての応援団の練習。


つ、疲れたぁ~


久しぶりに校庭で、こんなに動いて。
汗、かいて。
振り覚えるのも、なんパートもあるし……


もう、大変……

 
潤くんや、先輩に指導されながら、遅れた分を
僕だけマンツーマンで、他のみんなより
ちょっとだけ長く教えてもらった。



……ついてけるかなぁ。



まーくんに指導してもらいたかったな。

どうせなら。


パッと振り返って、まーくんの方を見たら
すでに、
「お疲れ様でしたぁ」

って、体育館に向かおうとしていた。


あっ……まーくん……



行っちゃうんだって、思っていたら、


クルッとこっちを振り返ったまーくんが


A「かずくん!絶対、絶対気をつけて
 帰ってね?……ね?絶対だよ。僕、
 これから部活行くからさ。
 出来るだけ、早足でっ!こうやって!ね?」




…………。




まーくん、そんなとこから大声で……


しかも、手足を大きくブンブン振って
早足で帰るジェスチャーまで……



周りの知らない人達が、何事かと
振り返ってまで僕らを見てる人もいますけど……



S「アハハハハハハッ、相葉ちゃんマジやべぇ」



櫻井先輩が、超うけてんですけど。


更に、


O「そんなに心配ならオイラついてこか?」


大ちゃん先輩も、笑いながらまーくんに
言ってた。


潤くんは、


J「相葉先輩、本当に保護者だね~」


なんてさ。


保護者じゃねぇよ。

ちゃんとした、僕の彼氏なのよ。


ってか、みんなそんなに色々、人前で発言
しちゃ誰が聞いてるか分かんないんだから。


んもうっ!


まーくんが、走りながら

A「本当に気をつけて!」

って……まだ言いながら手を振っていたのに
僕も

N「大丈夫!」

って手を振り返した。


……さぁ、帰ろうかな。


疲れたぁ

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