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僕のまーくん。

第36章 確認したい事



A「僕が言ってもいいよって、かずくんに
 言うんだけど……ね?やっぱ、自分で聞く?」 


まーくんが、ちょっと口を尖らせて言ってる。


ちょっと拗ねてる?


こう見えて、せっかちなまーくんはさ。
早く、本人に聞いてスッキリさせたいんだよね?
きっと。


でも……ごめんね。

クラスメートだし、もしだよ?
違うって事になったら、本当に失礼だしさ。

僕は慎重にいきたいから。


まーくんは、完全に疑ってるけどさ。


分かんないじゃん。



「おーい、全員集まれぇ」


団長さんの掛け声で、まーくん達との
会話はとりあえず終わりにした。


N「まーくん、とりあえず今日は一緒に帰ろ?」


A「うん。いいよ、……あっ!いけね。
 オレ、部活も顔出さなきゃだったぁ」


こそこそ小声で話すまーくんに、


N「じゃあ、僕一人でいいよ?大丈夫!」


A「うーん……」


困り顔のまーくんを見ながら、
親指をグッと立てて、ニッコリ笑ってみせた。



団長さんが


「1年と2年、3年ってそれぞれ別れて
 練習するぞっ~3年は、1人ずつついて
 教えてくれ~」



うわぁ!!


緊張する~潤くんに、とりあえずくっついとこ。


N「潤くん、僕ヤバい……」


J「何が?」


N「緊張する」


J「大丈夫だよ!オレ見て真似しとけ?」


笑いながら潤君が、背中をポンッと叩いて
「さぁ、行くぞ」って力強く
励ましてくれた。


本当に潤君、いてくれて良かったぁ。


二年生のほうを、チラッと見たら
櫻井先輩が潤君の方に、完全に視線を
送っているのが見えた。



……先輩も、潤君にゾッコンですね?


まーくんは?


まーくんに、僕も視線を送ると
それに気付いてくれた、まーくんが
ニッコリ笑って見てくれた。


……僕らも、ラブラブなんだから。


なーんて。


ちゃんと練習しなきゃ、気合いを入れ直して
潤君についていった。




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