
僕のまーくん。
第36章 確認したい事
さぁ、帰るか。
って制服着替えて、鞄持って準備してたら、
大ちゃん先輩が
O「ニノ、やっぱおいらも途中までいい?」
って言ってきてくれて。
一緒に途中まで帰る事になった。
N「先輩んち、反対方向ですよね?」
O「ん?うん、まぁもうちょっと行った
所からね……」
ニコニコしてる大ちゃん先輩に
つられて僕もニコニコしてしまう。
N「先輩は……付き合ってる人とかって
いないんですか?」
二人で帰る事なんて、初めてだったから。
何となく、そんなことを聞いてしまった僕。
O「おいら?いないよ。フフフッ」
N「そうなんですね……まぁ、いたら僕
なんかと一緒には帰らないですよね?フフフッ」
ニコニコ癒しの空気が漂っている。
O「相葉ちゃんは、ニノ大好きだよね?」
N「はい♡」
O「……羨ましい」
N「先輩、好きな人は?いないんですか?」
O「……うーん、いるっちゃあ、いる。
いないっちゃあ、いない……かな?」
N「えー、何ですか?その言い方!気になるぅ」
O「ニノは可愛いね。相葉ちゃんが溺愛する
気持ちも分かるよ?フフフッ」
N「可愛いって……昔から本当に良く言われ
るんですよ……でも、僕も男でしょ?
誉め言葉で素直に受けとれないんですよねぇ」
プウッと口を尖らせて、頬を膨らませる。
O「いや、ごめんな?でも、それ!
それよ!それっ!」
先輩が、何やら捲し立てる。
N「はぁ?それって?」
O「だからぁ、今みたいな顔!それ、ヤバい」
N「ヤバい……って」
O「ヤバいよ、ヤバいよ!男も墜ちるよ」
N「先輩!!」
O「アハハ!ごめんな?でも、マジで
可愛いんだよぉ~ストーカーも、ニノ狙い
かもな?ひょっとしたら今も、付いてきてる
かもしんないな?」
辺りをそう良いながら、キョロキョロと
見回す大ちゃん先輩。
N「もう、やめてぇ」
僕は先輩の背中をペシンと軽く叩いた。
