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僕のまーくん。

第33章 勘違い?




誰かが入ってきて、マスク外して
行ったんじゃないか?

って疑問と……


髪とか顔に触れられて……


N「……笑うなよ?」

J「おう、それで?」

N「夢か分からないけど……キスされた」

J「は?なんだよ!それ!怖ぇ……」


N「ケホッ……ケホッ……でしょ?
 分かんないのよ。夢だって思いたいけど……
 まーくんが……」


J「まーくんが?」


N「まーくんが、マスクはちゃんと付けて行った
 って言うんだもん……ケホッ……」


J「マジかよ……」


潤くんが、茶かさずちゃんと聞いてくれる
から、僕も今あった事を話した。


J「……あのさ、ニノ。誰か入ってきたか
 もしれないってよぉ……」


潤くんが、ふと思い出したかのように
切り出した。


J「さっきなら、俺ら体育の授業でサッカー
 やってた時、山田と綾野がぶつかって
 綾野の奴が怪我したみたいで、保健室
 行きますっつって、抜けたけど……
 あいつ来なかったか?」


……。


綾野くん?


僕、寝てたし……

分かんないや。

でも、時間的にもそうかも知れないけど。


来たのかな?


仮に来ても先生いないし、すぐに
出て行ったかもね。


N「綾野くん?分かんない」


潤くんが、うーんって考えるポーズを
しながら、


J「あいつに聞いてみっか?」


N「ううん、いいよ」


その時、又ガラガラガラって
扉が開く音がして

「ただいまぁ。二宮くん、ごめんなさいね。
 遅くなって……具合どう?家の人に連絡
 入れましょうか?」


先生が帰ってきてそう言われた。

後ろからお弁当持って現れたまーくんもいた。


A「僕が送るよ?放課後なら。」

先生が

「なら、そうしてもらう?ここでまだ
 寝ててもいいわよ?」

優しい先生は、そう言って又
「ちょっと外すわね」って出て行った。


潤くんと、まーくんが僕を見下ろして。

まーくんは、

A「松潤もここでお弁当どう?」

って聞いてた。






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