
僕のまーくん。
第32章 ライバル出現!?
A「かずくん!お待たせぇ~」
汗を拭きながら爽やかな笑顔で
まーくん登場。
待ってた僕も、
N「うん。お疲れ様ぁ。はい。」
持ってた、ペットボトルのスポーツ飲料を
まーくんに渡した。
A「ありがとう~」
ごくごく飲んでるまーくんの喉仏に
つい、見惚れてしまう。
なんだか、セクシーなその姿に
ちょっとドキドキしてしまう。
……イケメンだなぁ。
まーくんは。
バスケ部のエースのまーくん。
そりゃ、もてるわ……
また、さっきの女子の顔が浮かんだ。
N「まーくん、今日ギャラリー来て
なかったね。」
何気なく聞いたつもりだったのに、
まーくんは「えっ!?」
って何だか凄い驚いたリアクションで
返ってきたのに、僕も驚いた。
N「いつもの……ほら。あの子達。」
A「あっ、あぁ……うん、そだねー」
まーくん?
A「ねぇ、ねぇ、かずくんそれよりさ、
家来ない?今から!」
急に話題を変えようとするまーくんに
若干、違和感を覚えたけど
「家来ない?」
っていう、嬉しいお誘いの言葉に
その違和感はかき消されて。
N「え、うん。行きたい!」
って素直に答えていた。
……思えば。
この時に。
自分が感じた違和感をちゃんと
口に出して、まーくんに
聞いとけば、
少なくともあんなにこじれちゃう
事なかったんじゃないかなぁ……
って。
今になって思ってしまうんだ。
