光の道
第3章 2号館
そっか。
そうだよね。
今、みんなを見つけることが出来るのは私達だけ。
いつまでも落ち込んでなんかいられない。
瞳の事はまだ気になるけど、今は気にしないようにしないと。
『そうだよね。今は私達しかみんなを見つけることはできないんだよね。』
「そうだ」
『こんな顔してる場合じゃないね!みんなを無事に全員見つけないと!』
私はなんだか、やる気が出てきた気がした。
佐藤くんを見ると、笑顔でおぅ、と頷いていた。
なんだか頑張れそうな気がした。
(佐藤くん。直じゃ言えないけど、ありがとう)
心の中で私はお礼を言った。
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